The nature


cmdtakada:

Spein/Toredo

(via Beelog)


Spein/Toredo



オーストリア西部に位置するチロル地方。四方をアルプスの山々に囲まれたインスブルックが州都。インスブルックは1964年と1976年の2 回にわたって冬季オリンピックが開催されたことで世界的に有名です。インスブルックから西へ約120キロ。車で約1時間半でレッヒに到着。

ここレッヒは、オランダ王家、スウェーデン王家、そして英国王室など世界の王侯貴族が訪れる高級山岳リゾート地として有名で雄大に広がる豊かな自然に恵まれ、訪れた夏には、一面に色彩豊かなハーブと花々が敷き詰められていた。思わずカメラを近づけ花々を撮るのに夢中になってしまった。あまりの美しさにしばし我を忘れる程の光景でした。

人から見られようと見られまいと、人が近づかない場所であってもその花々は咲き続ける。季節が変わり冬が訪れ深い雪に覆われても、やがて春が来ることを信じて、夏が来る頃にはこうしてまた咲き誇る花々。人間は自然には勝てない。人間も自然の一部なのだと心に刻んだ瞬間でした。

あれから5年の月日が流れ、日本では3.11東日本大震災という未曾有の大災害に見舞われた。1年が経ちあの震災が我々にもたらした意味は何かを問う論調が増えた気がする。多くの被災者の方々が感じているのは「人間は自然の前に無力だ」ということ。そして人間はこの脅威を前にしても「生きる希望を捨てない」ということです。人間が自然の一部である限り…。

そしてもうひとつ。「人類がコントロールできない原発は作るべきではなかった。今後は全廃すべきだということです。

政治家や官僚そして評論家などは、原発再開の利権を裏腹に、盛んに経済や環境への悪影響を喧伝していますが、そんなものには騙されてはいけない。原発全廃により経済が後退したとしてもいいではないか。少しの間辛抱すればいいではないか。我慢すればいい。

ドイツでは原発推進派だったあのメルケル首相でさえ福島原子力発電所の事故を目の当たりにして「これで終った」と言い、脱原発を宣言したではないか。

政治ができないなら、日本でも「ジャスミン革命」の時来たり。



ジャスミン革命

拡散希望!ドイツZDF制作「フクシマのうそ」4号機崩壊の質問に笑って答える東電担当者。政府、官僚、学者、電力会社。原子力ムラの実態は酷すぎる。根深い。今こそ日本のジャスミン革命を。原発再稼働は絶対に許してはならない。datsugen.com/?p=731



Cambodia Anlong Veng(2005)



Angkor Wat(2005)


チャップリン「独裁者」より

世界は全人類が暮らせるほど大地が豊かで、皆に恵みを与えてくれる。
人生は自由で美しい。

しかし、私たちは生き方を見失ってしまった。
欲が人の魂を毒し、憎しみと共に世界を閉鎖し、不幸、惨劇へと私たちを行進させた。
私たちはスピードを手に入れ、自分自身を孤立させた。
ゆとりを与えてくれる機械により、貧困を作り上げてしまった。
知識は私たちを皮肉にし、知恵は私たちを冷たく、無情にした。

私たちは考え過ぎ、感じなさ過ぎる。
機械よりも、人類愛が必要なのだ

ハンナ、聞こえるかい? 顔を上げるんだ。雲が晴れていく。
太陽が輝き、あたりを照らし始めた。人類が新しい世界に。
そこには貪欲も憎悪も野蛮さもない。
見上げてごらん。人類の魂には翼があったんだ。いま飛び始めた。虹の中にも飛び始めた。未来の希望の光に向けて。希望に満ちた未来が我々人類のもとに。
だから上を見上げてごらん、だから上を見上げてごらん


足りないものー震災から1年

足りないものをあげればきりがない。でも現実を、あらゆ現実を必死に受け止めることに集中すれば、足りないものなんか何もないことに気づく。
震災はきっとそんなこともあんなことも私たちに教えてくれている。

カンボジア王国を訪れたのは2005年の秋だった。バンコク経由で首都プノンペンへ入国した。国際空港に降りたった瞬間。異様な雰囲気に呑まれる。自動小銃を持った軍人が眼光鋭く警備をしている。警備というより監視と言った方がいい。空港を軍人が警備する光景は日本人には馴染みがない。しかし、世界へ一歩出ると国境を警備するのは軍人なのだ。
自分を含めて平和ボケした今の日本人には馴染みがないだけなのである。

栄華を極めたクメール王朝。フランス統治からの独立。そしてクメールルージュと呼ばれるポル・ポト勢力が思想改革という名の下に犯した大量虐殺。長く続く内戦。そしてようやく国連主導の立憲君主制の復活を成し遂げたのが1993年のことだった。私自身もこの国を訪れるまで、そんなことには関心もなく過ごしていた。

その日は丁度、水祭りの真っ最中。多くの観光客や市民が訪れ賑わいを見せていた。そんな街の喧騒を余所に撮影現場へと向かう。

ここはストゥン・メンチャイゴミ集積場。プノンペン市内の悪名高きゴミ山である。悪臭が鼻をつき、この世の地獄ともいえるこの場所に暮らしている人々がいた。悲惨だった。言葉を失った。カメラマンさんはファインダーを覗きながら「ここには神も仏もいない」とつぶやいた。この後、2009年に閉鎖された。

宿泊先のゲストハウスへ戻った。体に染み付いた臭いはシャワーを浴びても消えない。シャワーを浴びている最中何度も繰り返す停電。
ふとゲストハウスの階段の下に座っていたおばあさんのことが気になった。一瞬で目が見えない人だとわかった。緊張した面持ちで近くや遠くの音を聞いていた。この街が戦火に見舞われた時もこうして音を聞き、これまで生きのびてきた。
震災から一年。
私たち日本人は、敗戦を経験した。必死に働いた。学力や職業で競い合った。便利さを追求した。物が溢れた。お金を得た。次はもっと良くなると信じた。
でも何かが違うと思い始めた。何かが足りないと感じ始めた。そんな時に震災が襲った。一年経っても進まない復興政策。国家の化けの皮が剥がされた。原発事故。ウソで塗り固められた原発は要らない。

足りないものをあげればきりがない。でも現実を、あらゆる現実を必死に受け止めることに集中すれば、足りないものなんか何もないことに気づく。
震災はきっとそんなこともあんなことも私たちに教えてくれている。


M Takada



Monaco(2009)



Swiss/Andermatt(2007)



Austria/Lech(2007)



Spain/Toredo2(2010)



Spain/Toredo1(2010)



Spain/Campo de Criptana(2010)



Spain/Seville1(2010)


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